昔住んでた集合団地での話。
朝6時くらいに起きてカーテンを開け何気なく外を見てたら、
向かい側にある棟の階段の踊り場に女性の看護士さんが居た。
何か考え事をしてるのか、階段の方を見て突っ立っていたが、
その時は特に気に留めることも無く、夜勤帰りなのか、大変そうだな程度に思い、
コーヒーでも入れようと、その場を離れようとしたとこでふと疑問に思った。
その踊り場の見渡せるとこから、そこに居る人が見える範囲って、
大体身長160~170cmの人の胸元くらいまでなんだが、
その看護士は何故か腰のとこまで見えてたんだ。
身長にすると190cm以上超えてるんじゃないかというような位置。
見間違いかと思ってもう一度外を見たら、
その看護士がこちらをガン見してニタァっと笑ってた。
俺は慌ててカーテンを閉めた。
その直後、ビーーッという呼び鈴が鳴りだし、俺はビクッとした。
脳裏にあの看護士が浮かんだが、まさかそんな早くにここまで来るとは思えないし、
ただの偶然だろうと気を落ち着けつかせて、ドアの覗き窓を見たら
何故か後ろ向きで猫背になっている看護士がそこに居た。
俺は怖くなって、ベランダに出て例の踊り場に看護士が居ない事を確認すると
わが身を顧みず3階の高さから飛び降りて、近くの友人宅に逃げた。
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