街の黒い空気 ~怖い話 体験談~

ある街の1ブロックの中だけで悪いことが立て続けに起きた

まずはブロックの両側の交差点(信号機なし)

両角あわせて通年8~10回は交通事故が多発(もっと遭ったかも)

これはいくら見通しを良くする工事をしても改善されず町の人は困っていた

その付近を見ると、黒いというより若干灰色みたいな空気が漂ってた

何年もそんな感じだった

ブロック内の事故当時は幼稚園児くらいだったかな

小学校に上がる頃、その街の黒っぽい空気はブロックのちょうど中央に位置する我が家に移動してきた

我が家は道路から見て縦に(奥に)敷地が伸びていく立地

最初は道路に面した部屋に漂っていた

両親の部屋だったが親には分からないようで、私は何度もその部屋から黒い物体が出入りしたのを見た

次は私の部屋に来た

通りからの日差しが少ない、只でさえ薄暗い部屋なのに尚更暗かった

その黒い空気がきてからは金縛りとか階段を登り降りする黒いものが動いて気が狂いそうだった

最後はその奥の兄弟の部屋

もう社会人として家を出ているのでこれといった被害は無さそうだったが、やはり通常より部屋は黒い感じがした

でも兄弟が残した机の椅子とかに座ってる黒い人は何度か見かけた

これが関係あるのかわからないが、家が住んでいるブロックの、通りを挟んだ裏のブロックに

会社経営者の夫婦が住んでいたが(家のちょうど真裏)黒い空気が移動してまもなく無くなった

まだ50代だった

終わり

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