付添いで病院に泊りこみ ~怖い話 体験談~

私の体験話です。

1980年頃、母が骨折して、救急車で搬送され、大阪の南区(現中央区)繁華街にある原○病院に入院しました。

その頃は今と違って、付添いが一緒に泊りこまなければなりません。

私は2カ月ほど泊りこんだのですが、その時の話です。

病室は二人部屋で、1つのベットに母が、もう1つのベットに私が寝ていました。

ある晩のこと、すっかり寝入っていた私の足を、誰かが思いっきり引っ張ります。

びっくりして目を開け、ベットの足側を見ると、ベットの下から男が頭を出してこちらを見ていました。

その顔は生きている人間には見えず、もう一度見たら誰もいません。

もちろんドアは閉まったままです。

急いで母の方を見ると、母も目を覚ましていました。

母もまた、「今、知らない男の人に足を引っ張られて目を覚ました」と言います。

夢かと思ったのですが、二人とも同時に同じ経験をしたことにぞっとしました。

怖くなって、翌朝看護婦さんに昨夜の話をしたら、

その日のうちに部屋を変えてくれ、「もう大丈夫だと思う」と言われました。

実際、その後は何も起こりませんでした。

その病院は外科が専門で、救急車でよく大けがした人が運ばれてきます。

同じく付添いで泊りこんでいる人にこの話をしたら、「やっぱり」と言われました。時々あるそうです。

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